- 2018年08月06日
- こまブログ
よく依頼されるご注文を紹介します。
「丈を短くしてください」
最も多いのは、スラックスやパンツ(ズボン)の丈詰め。
仕立ての形はある程度決まっています。
大きく分けて3種類です。
- ジーンズのように、ミシン目が表に出ている仕立て。
- スラックスのように、糸が表面に出ない仕立て。
- 裾を表側に折り返してある仕立て。(ダブル仕立て)
特殊な形や飾りがある場合は別途お見積もりが必要です。
次にスカートの丈詰め。
様々な仕立てがありますが、形としては大きく分けて3種類です。
- タイトスカート
- フレアスカート
- プリーツスカート
タイトスカートはスーツのスカートでよく見られます。
フレアスカートは裾に広がりがあるスカートです。
プリーツは ひだの事で、前と後ろに数える程度の場合もあれば
、全体に細かく入っているものもあります。
1cm以下の細かいプリーツは特殊なアイロンで折ってあります。
お直しによってひだが広がって場合しまう場合や、風合いが変わる場合もあります。
仕立てはスカートによって様々です。
裾線の距離が長い場合、特殊なミシンを使って縫ってあります。
同じミシンがない時は 似たような仕立てで直しています。
あと、15cm以上短くする依頼は、別途料金がかかります。
単に切るだけの作業では 着用出来るスカートになりません。
床面に対して 裾線が曲がらないように調整が必要になります。
緻密な計算が必要な時もあり、時間と手間をかけて仕上げます。
他にもあります。
Tシャツやポロシャツの丈詰め。
ほとんどの製品がニット用の特殊ミシンで縫われています。
同じミシンの用意がないので、仕上がりは似ていますが 全く違う仕立てになり、元の仕立てに比べると 伸びが悪くなります。
ご承知いただければ、Tシャツの丈詰めは可能です。
ジャケットの丈詰め
着丈は、ポケットのバランスなどを見極めながら詰めます。
お袖丈はボタンホールの仕立てによってご相談いたします。
どちらもお見積もりが必要です。
その他
カーテンはミシンで縫えるものなら出来る場合が多いです。
専用のミシンはありませんが似たような仕上がりになります。
料金はお見積もりになります。
丈詰めの反対に丈を出す事もあります。
その時は足りない布をわからないように足す事も出来ます。
全て「お直し」の一言ですが、実は色々な種類があります。
丈を2〜3cm詰めるだけで、スッキリお召しになれたりします。
お品物によりますが、不思議な事が起こったりするのです。