ミシンの種類 No37
- 2018年08月18日
- こまブログ
ミシンには用途によって種類があります。
お直しに使うのは重に3種類です。
- 一般的な直線縫いミシン。
- 主に断ち切り部分にかけるロックミシン。
- ズボンやスカートの裾まつり縫いが出来る裾あげミシン。
直線縫いミシンに使う糸は2本。
仕上がった時、布の表面に1本の糸が直線に出ます。
上糸と下糸を絡めながら縫ってあります。
ロックミシンは、布を切った端を刺繍のようにかがってくれるミシンです。
糸は、直線縫いの2本にプラスして、1本もしくは2本使います。
端をかがるので、かがりミシンとも呼ばれます。
直線縫いミシンと違って構造上、布を挟んでいなくても縫えます。
(空縫いが出来ると言います)
裾あげミシンは、まつり縫いをしてくれるミシンです。
糸は専用の細い糸を1本だけ使います。
既製服のほとんどはミシンで縫われています。
スカートやズボンの裾で糸が出ている時、引っ張ると気持ちよく糸が解けてしまうことがありませんか?
それは、まつり縫いミシンの糸が解けた時に起こりやすくなります。
縫ってある糸の始末をしっかりしてあれば、解けません。
解けてしまった時は、手でまつって直しています。
元々は手で縫っていたものを、早く大量に縫えるように開発された機械がミシンです。何年か前までは裾上げミシンはなく、裾だけは、手で縫ってありました。
現在売られている既製品のほとんどなので、手で縫うと弱いと思われる方もいらっしゃるくらいになりました。ミシンの精度も上がっているので無理もありません。
ミシンが進化しても、布によっては手まつりの方が解けにくい場合もあります。
ミシンは便利な機械ですが直しの場合、使えない時も多いのです。