ミシンの種類 No37

ミシンには用途によって種類があります。

お直しに使うのは重に3種類です。

  1. 一般的な直線縫いミシン。
  2. 主に断ち切り部分にかけるロックミシン。
  3. ズボンやスカートの裾まつり縫いが出来る裾あげミシン。

 

直線縫いミシンに使う糸は2本。

仕上がった時、布の表面に1本の糸が直線に出ます。

上糸と下糸を絡めながら縫ってあります。

 

ロックミシンは、布を切った端を刺繍のようにかがってくれるミシンです。

糸は、直線縫いの2本にプラスして、1本もしくは2本使います。

端をかがるので、かがりミシンとも呼ばれます。

直線縫いミシンと違って構造上、布を挟んでいなくても縫えます。

(空縫いが出来ると言います)

 

裾あげミシンは、まつり縫いをしてくれるミシンです。

糸は専用の細い糸を1本だけ使います。

既製服のほとんどはミシンで縫われています。

スカートやズボンの裾で糸が出ている時、引っ張ると気持ちよく糸が解けてしまうことがありませんか?

それは、まつり縫いミシンの糸が解けた時に起こりやすくなります。

縫ってある糸の始末をしっかりしてあれば、解けません。

解けてしまった時は、手でまつって直しています。

元々は手で縫っていたものを、早く大量に縫えるように開発された機械がミシンです。何年か前までは裾上げミシンはなく、裾だけは、手で縫ってありました。

現在売られている既製品のほとんどなので、手で縫うと弱いと思われる方もいらっしゃるくらいになりました。ミシンの精度も上がっているので無理もありません。

ミシンが進化しても、布によっては手まつりの方が解けにくい場合もあります。

ミシンは便利な機械ですが直しの場合、使えない時も多いのです。

 

 


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