No177 ファスナー
- 2019年02月22日
- こまブログ
ファスナー。別名「チャック」。
ジーンズについているものを「シッパー」と呼んだりする。
スラックスやジャンパーなど、いろんなところで見かけます。
最も多い問い合わせは、「壊れたファスナーを直せますか?」
- ファスナーが上がらない。(下がらない)
- ストッパーが効かない。横に引っ張ると開いてしまう。
- 留め具を上げてもその下が開く。
壊れ方は様々。
昔に比べたら壊れにくくなっていますが…。
残念ながら、壊れたファスナー自体を直すことは出来ません。
ファスナーの嚙み合っている部分を務歯(ムシ)と言います。
務歯の部分は繊細で、長く使っていると擦り切れてきます。
務歯に隙間が出来ると噛み合わせが悪くなって閉まらない。
壊れたファスナーは使えないので、新しい物への交換が必要になります。
服に縫い付けてある部分が外せれば、ファスナーを交換することは可能です。
スラックスなら、ほとんどのお品物でファスナー交換が出来ます。
時々、力任せで動かそうとして壊してしまう方をお見受けします。
力のかけ方を間違えると動いてくれない時があります。
ファスナーを開け閉めするのに力は必要ありません。
壊れた部分を見るとどこで力がかかっているかがわかります。
上げ下げする時の、癖を直すだけでもファスナーは壊れにくくなります。
優しく扱えばファスナーは長持ちします。
とても便利な道具です。