No215 服の傷み
- 2019年04月01日
- こまブログ
よくあるご質問で、回答に困るご質問があります。
「服の穴は直せますか?」
お店を始めたばかりの頃は、この質問でフリーズしました。
直せるものなら直して差し上げたい。
だけど、修理には限界があり、全てとはいきません。
はたして修理が出来る穴なのか、この時点ではわからない。
情報が全くない状態での即答は出来ない。
どう伝えたらいいのか。
言葉に迷っているうちに、話せない時が何度もありました。
質問に対して、聞きたいことがあります。
穴があいてしまった服は、ジャケット?ズボン?
どこに、どれくらいの穴があいたのか?
どんな状態で穴があいていると言われるのか?
詳しく聞きながら、修理が出来るかどうかを探ります。
布と布をつなぎ合わしている糸なら縫い直して直せます。
布の本体が傷んでいると修理は難しいけど。
着た時に目立たない場所ならミシンで補修が出来ます。
どの程度までの修理が可能かは見ないとわかりませんが。
穴が気になって着れない状態を着れる状態にして差し上げたい。
修理は、その服を着る人の気持ちが一番大切なのです。
服の傷みが着る人のストレスになっては修理の意味がありません。
服の修理は難しい時もあります。
ある程度直ってまた着れるようになる時もあります。
気に入っている服ほど傷んでしまう事が多いから。
穴の状態は出来るだけ詳しくお聞かせください。