No215 服の傷み

よくあるご質問で、回答に困るご質問があります。

「服の穴は直せますか?」

 

お店を始めたばかりの頃は、この質問でフリーズしました。

直せるものなら直して差し上げたい。

だけど、修理には限界があり、全てとはいきません。

はたして修理が出来る穴なのか、この時点ではわからない。

情報が全くない状態での即答は出来ない。

どう伝えたらいいのか。

言葉に迷っているうちに、話せない時が何度もありました。

 

質問に対して、聞きたいことがあります。

穴があいてしまった服は、ジャケット?ズボン?

どこに、どれくらいの穴があいたのか?

どんな状態で穴があいていると言われるのか?

詳しく聞きながら、修理が出来るかどうかを探ります。

 

布と布をつなぎ合わしている糸なら縫い直して直せます。

布の本体が傷んでいると修理は難しいけど。

着た時に目立たない場所ならミシンで補修が出来ます。

どの程度までの修理が可能かは見ないとわかりませんが。

穴が気になって着れない状態を着れる状態にして差し上げたい。

修理は、その服を着る人の気持ちが一番大切なのです。

服の傷みが着る人のストレスになっては修理の意味がありません。

 

服の修理は難しい時もあります。

ある程度直ってまた着れるようになる時もあります。

気に入っている服ほど傷んでしまう事が多いから。

穴の状態は出来るだけ詳しくお聞かせください。

 


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