- 2019年04月20日
- こまブログ
「ゴムが伸びたので直せませんか」
お問い合わせでよくあります。
スカートのウェスト、ジャンパーの袖口、スウェットの足首、等々…。
ゴムが伸びきって全く戻らなくなっていたり。
長年使っているものはゴムが固くなっていたり。
お品物や場所によって症状は様々です。
既製品のほとんどで、ゴムを布に縫い付けてあります。
最も多いお直しは、ゴムを外して、新しく入れ直す作業です。
ただ、ミシンの関係上、布にゴムを縫い付けることは出来ません。
なので、布はゴムを入れられるように仕立ての変更をします。
ゴムの周辺を全てをほどいて縫い直しをします。
お品物の仕立て方によって手間がかかってしまいます。
作業量も増えるので、お値段が高くなる場合があります。
元々のお品物に近づけるように努力をしますが、
仕立てが変わったり、似たような仕上がりになる場合があります。
どれくらいの復旧を望まれているか、お聞きしています。
新しく買い直せる程の値段になる直しの場合。
直しをすると次回の交換がしやすくなり、長く使えるようになります。
ただ、お品物はゴム以外の場所も傷んでいる場合もあります。
似たようなものがあるお品物なら、買い直されてもいいかもしれません。
愛着のあるお品物でしたら、傷んでいる場所も直せる限り直します。
あと、ゴムのフィット感は着る人によって違います。
ゆったり着たいのか、ピタっと張り付くくらいに着たいのか。
ゴムの寸法は、着る方のお好みに合わせて仕立てます。
お直しをした服はお客様の希望に合った服になります。
洋服の直しは手間も時間もかかりますが、
症状によって直せる場合と、そこそこなら直せる時があります。
お気軽にご相談ください。