No59 なぜ服を着るの?
- 2018年10月10日
- こまブログ
一日が終わってお風呂に入る。
汗と汚れを落として、タオルで体を拭いて。
人は服を着る。この場合は、パジャマ等の部屋着。
「部屋では、裸です」なんて人も、たまにいるかもしれないけど。
ほとんどの人は、当たり前のように服を着ている。
外に出る時、人に会う時、何かの式で、…。
その時、その場所、目的に合った服を選んで着る。
当たり前なんだけど、何故?
裸でいる所を他人に見られると恥ずかしい。
どうして「恥ずかしい」感情になるんだろう?
例えば。学校に行く時、決まった制服を着る。
女子も男子もおそろいの服。なぜ制服を着るの?
その学校を卒業したら、制服を着ることは無い。なぜ?
制服は傷んでいないし、服としての機能は十分にある。
サイズさえあっていれば、ただのセーラー服やジャケット。
学校に関係ない場所で着るとなると急に恥ずかしい。なぜ?
例えば。お葬式。男性は黒のスーツ。女性は喪服。
色や柄物を着る人はほとんどいない。なぜ?
例えば。結婚式。ウェディングドレスは花嫁さんだけ。
招待客は華やかなドレスや着物。なぜ?
一人だけ目立つのが恥ずかしい。
みんな一緒に同じものを着ていれば安心する。
その時々に、まわりに同調するように服を決めている。
人が人間として生きている為に欠かせないアイテムが服。
いつ、何を着るか。着る人が決める。
その瞬間にいる大勢の中の1人になる為に、人は服を着る。
とりあえず服さえ着ていれば、人としてその場所に居られる。